<製品開発・評価>
菅谷さん
開発センター
2016年入社
休日はお気に入りの音楽グループのDVD鑑賞やライブに出かけて過ごすことが多く、ライブで出会ったさまざまな人たちとの交流も楽しんでいる。そうした新しい人脈づくりでリフレッシュし、仕事への活力を養っているとか。
大学3年の時に授業の一環で企業インターンシップに参加することになり、化学系を専攻していた私は高分子分野(プラスチック)のメーカーであるRP東プラを知ってインターンシップ先に決めました。インターンシップでは工場や開発センターなどの紹介を受けて実際に行っている業務にも携わり、成形試作や分析、評価などの体験を通して仕事へのイメージが膨らみました。もともとモノづくりに興味があり、化学の学びを活かした製品を生み出したい気持ちが高まってRP東プラへの入社を決めました。
RP東プラの開発センターでは、多様なプラスチック製品を製品化しても問題が起きないよう、実際に使われる際の懸念事項を評価試験などで事前に確認する仕事をしています。私が主に担当しているのは、バイクの冷却管などにも使用されている、RFM成形という射出成形技術で作る製品の評価。さまざまな試作機や分析機器を使う機会も多いので、それぞれについてのエキスパートになれるよう、日々努力しています。
評価試験は、結果がどのようなことを実際に表しているのかを読み解かなければならず、そこがとても難しいポイントです。教科書のように解答が一つとは限らず、複数の要因が合わさっている場合もよくあります。自分が持つ知識だけでは到底結論が出せないことが多くて、先輩や他部署のエンジニアの意見を聞いたり、助力をいただいたりといったことも再々。すべての意見をまとめた上で答えにたどり着き、「実際にはこういう現象が起きていたんだな」と理解し納得できたときはスッキリ。すべてのモヤモヤが晴れた気分になり、とても奥が深くて面白い仕事だな、と感じます。
ある製品の試験評価中に、振動に対する脆弱性の問題が起こり、その原因を突き止めないと次の評価を行えないことがありました。さまざまな原因予測を立てて試験を重ねましたが、しばらくの間、まったく原因はわからないまま。実は最初に私が思いついた原因案がありましたが、その時は自分の経験も浅く、周囲に強く意見できずに案を流してしまいました。ところがその後、真の原因が最初の案の中にあることが判明。「自分にもっと知識があり、周りの人にはっきり意見を述べる自信があればこんな回り道をしなくて済んだのに」と非常に後悔したことが忘れられません。もちろん以後、そのようなことがないように注意して仕事をしています。
私が進めている開発は必ずしも市場に出る製品に結び付くわけではなく、評価の段階で開発テーマ自体がなくなってしまう場合もあります。事実、私がこれまでに行ってきた開発で製品化されたものはまだない状況です。ゆえに、まずは自分が開発に携わったものを製品化につなげることが当面の目標です。その上で将来は「プラスチックだから使いたい」、「RP東プラの技術で作ったものだから使いたい」といわれるような製品を作り上げることを夢に描いています。
就活中は企業説明会などにたくさん参加されると思いますが、それだけでは会社がどのようなことを実際に行っているのかわかりません。一つの会社に興味が湧いたり、本当に受けるか悩んだりしたときは、職場や現場を見るのが一番です。そこで自分の思っていたイメージが本当に合っているのか、違っていたのかがわかります。また、自分とは関係がないと思う分野の企業や職種を見てみるのもよいと思います。さまざまな企業の人たちと話をすると、「この企業は○○系と思っていたけれど△△系の仕事もしているんだな」と知る場合も多々あります。そうした企業リサーチは自分でしかできないので、悔いがないように頑張ってください。
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ある1日のスケジュール
Column
RP東プラはこんな会社
開発センターは人数が少ないこともあり、わからないときや困ったときに何でも質問しやすい距離感や雰囲気があると感じています。自分の思いを発信できる機会も多いので、積極的に仕事をしたい人にはとてもよい会社だと思います。